Archive for 8月, 2009

Gnome-Shell を試した感想

Ubuntu 9.10 を alpha2 くらいから試用してきましたが、やはり開発途中なだけあって色々トラブル発生。

公式フォーラムなどの情報を頼りに問題を解決しながらアップデートを続けてます。

開発版リリースごとにクリーンインストールしてしまう方が、アップデートを続けていくよりも問題は少ないんでしょう。

karmic の公式リポジトリから導入した Gnome-Shell についてなんですが、gnome-shell --replace コマンドですんなりとは起動してくれず。

自分のシステムでは xulrunner の 1.9 と 1.9.1 がダブってインストールされている状態だったので 1.9 の方をアンインストール。

次に以下のコマンドで libclutter-glx-1.0.so というシンボリックリンク・ファイルを作成。

$ sudo ln -s /usr/lib/libclutter-glx-1.0.so.0 /usr/lib/libclutter-glx-1.0.so

先日リリースされた Alpha4 をクリーンインストールした場合、このようなことをする必要はないのかもしれませんね。

とにかく以上の処置をした上で Compiz をオフ(視覚効果を無効)にしたところ Gnome-Shell を動かせる状態になったので、思い切って「自動起動するアプリ」に先ほどの gnome-shell --replace コマンドを登録してしまいました。

で、ちょっと使ってみた感想なんですけど、色々批判されててかなり心配だったんですが、今までのデスクトップとさほど変わらないっていう印象で拍子抜け・・・。

今年の2月頃に最初に試したときと比べてもたいした違いもありませんし、その時に実装されてなかった部分が実装されて機能するようになったという風で特に驚きもありませんでした。

Gnome デスクトップに Activities という項目とサイドバーが加わり、そしてその Activities とサイドバーに新機能が詰め込まれていく感じ。

Gnome-Shell のサイドバーを無効にして、かつ今後 Gnome-Shell のパネル部分に Gnome アプレットを追加できるようになれば、従来のデスクトップとほぼ同じ様に使用することができるのではないかなと思います。

なので、そういう意味での心配は杞憂に終わるのではないかと。

Mutter に関しては現在のところ、ウィンドウを開いたり閉じたりするときにアニメーションがある程度。

Zeitgeist はその GUI フロントエンドが karmic の公式リポジトリに来ていない感じなので試してません。

Zeitgeist と Gnome-Shell が連携するようになればサイドバーにもっと色々な情報が載るようになるのかも。

それら2つをうまく繋ぐには Gnome-Do がピッタリではないか、という案もあるようです。

あと、Gnome-Shell では画面の下部に通知メッセージを表示する計画があるみたいなんですけど、Ubuntu の Notify-OSD との関係ってどうなってるんでしょうね。

画面の右上にメッセージを表示すると最大化状態のウィンドウのタイトルバーにあるボタンと被るのは問題なので、Gnoem-Shell では画面の下にメッセージ・トレイを設ける考えみたい。

メッセージトレイのモックアップの画像

http://www.gnome.org/~mccann/shell/mockups/20090630/

メッセージトレイのモックアップの動作デモ動画

http://www.gnome.org/~mccann/shell/mockups/20090630-demo/

Gnome-Shell に関する詳細を記した PDF

http://www.gnome.org/~mccann/shell/design/GNOME_Shell-20090705.pdf

現段階の Gnome-Shell と Zeitgeist の動画

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Gnome-Shell + Mutter + Zeitgeist

Ubuntu 9.10 Karmic Koala alpha4 がリリースされたようです。

Ubuntu Enterprise Cloud(UEC) の alpha 版なるものも同時にリリースされたそうですけど、そういうのは難しくて何なのかさっぱりわからないので脇に置いておいて、それよりも Gnome-Shell 等のパッケージが公式リポジトリに用意されるようになったらしいことの方が個人的には重要です!

http://packages.ubuntu.com/karmic/gnome-shell

Gnome-Shell 2.27 がリリースされ、その Gnome-Shell をオプションとして利用できる予定の Gnome 2.8 も最初の beta 版が発表されたので、用意されるべくして用意されたわけでしょうけど。

ちなみに、Mutter というのは Metacity + Clutter の造語で現在の Metacity の後継となる新しいウィンドウ・マネージャのこと。

自分は今 Ubuntu 9.10 を利用できる環境になく、残念ながら実際に試せるのは数日後。

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シャトルワース氏のインタビュー:Ubuntu Debian Gnome3

先月の中旬のシャトルワース氏インタビューを訳してみました。

以下のニュースが先月の終わりにありましたが、この件についても言及してます。

Debianが固定リリースサイクルを採用、1年おきの12月にフリーズ

で、これについて Debian 内でも一悶着あったみたいですが、シャトルワース氏も Debian のメーリングリストにビシバシ投稿しまくって現在 Debian 陣と熱く議論してる様子。

どうなるんでしょ・・・。

追記:リーナス氏が10月に開催されるLinuxカーネル開発者会議のために来日されるようですが、それに先立つ9月に米国のポートランドで開催される LinuxCon という新しい会議でリーナス氏とともに、シャトルワース氏も講演するらしい。

http://events.linuxfoundation.org/events/linuxcon

主要なアップストリームのリリース周期について、こちらでも熱く語ると予想。😀


原文:http://derstandard.at/1246541995003/Interview-Shuttleworth-about-GNOME-30—Whats-good-whats-missing-what-needs-work

Q1. Linux デスクトップのユーザー体験の向上について Canonical はもっと関与していくと昨年のインタビューで話していたが、成果はどの程度?

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コアラへのマーチ#3

Ubuntu 9.10 Karmic Koala では X Server 1.7 / X.org 7.5 が予定されているので X Input 2Multi-pointer X が利用できるようになるみたいだということを以前の投稿に書いたんですが、X Server 1.7 のリリースの方が遅れているので Koala では採用見送り、1.6.x 系でいくとの残念なニュースが。
A Late X Server 1.7 Means No Update For Ubuntu 9.10

11月にリリース予定の openSUSE 11.2 でも X Server 1.7 採用案は今のところ Rejected 状態みたい。

X Server / X.org リリースの遅れ = Linux デスクトップの進化の遅れ、と自分は勝手に思ってるんですけど、どうなんでしょ?

Ubuntu 創始者のシャトルワース氏が先月のインタビューで「リリース管理に問題がある X の方には投資しないの?」っていうような質問を受けてたんですが否定的でしたね。問題に対して直接お金を投じても、得てして問題解決にはならないとかなんとか。

ついでに Karmic に関して、ネットブックに搭載されてる GMA 500 を Intel は Moblin 以外で公式サポートするつもりは今のところないみたいという話し。
No Intel Poulsbo Driver For Ubuntu 9.10

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