Archive for 11月, 2009

2009年度 Linux グラフィックに関するアンケート調査

どうやら来週の月曜日 11月30日は Ubuntu Magazine Japan vol.2 の発売日らしいんですが、この日は Phoronix が実施している 2009年度 Linux グラフィック関連アンケート調査の締切り日でもあったりするわけです。

2009 Linux Graphics Survey

ドライバなどの開発者も集計結果を参考にしてたり、というか開発者の方から出された意見も参考にして質問内容が決定されてるんで、「この機能を早く実装してくれ! 」みたいな熱い思いをアンケート調査への回答を通じて伝えることができるでしょう!非常に間接的だけれども。

自分が Compiz 目当てで Ubuntu を使い始めた2007年は ATI の fglrx ドライバにまだかなり問題があって、Phoronix のアンケートにはすがる思いで参加した記憶があります。はい。

でもって、以下が今年のアンケートの質問。

Linux システムを複数使用している場合は各システムごとに個別に投稿、質問に対する回答に該当するものがない場合は無回答で結構とのこと。

エンドユーザーとして最も関心があるのは?

– カーネル・ベースのモード設定(KMS, Kernel-based Mode-Setting)
– 動画再生支援(XvMC / VA-API / XvBA / VDPAU)
– チラつきや崩れのない画面描画
– Gallium3D
– 電源管理

全部!といいたいとこですが、強いて言うと自分は Gallium3D。

Linux システムで使用しているビデオ・アダプタのブランドは?

– Intel
– ATI / AMD
– NVIDIA
– Matrox
– VIA
– SiS / XGI
– その他

自分のデスクトップだと Nvidia、ノートで Intel の統合グラフィック。

だもんで Linux システムが2つあり、アンケート調査には2回投稿しました。

Linux システムで使用しているビデオ・ドライバは?

– xf86-video-intel (Intel)
– xf86-video-ati (ATI R100 以降対応のオープンソース・ドライバ)
– xf86-video-radeonhd (ATI R500 以降対応の Novell製オープンソース・ドライバ)
– Catalyst / fglrx (ATI 純正のクローズドソースのバイナリ・ドライバ)
– NVIDIA (NVIDIA 純正のクローズドソースのバイナリ・ドライバ)
– xf86-video-nv (2D をサポートする NVIDIA オープンソース・ドライバ)
– xf86-video-nouveau (リバースエンジニアリングによる製作の NVIDIA オープンソース・ドライバ)
– xf86-video-via
– OpenChrome (VIA OpenChrome Driver)
– Unichrome (VIA Unichrome Driver)
– VESA (xf86-video-vesa)
– その他

自分のノートについての回答は当然ながら xf86-video-intel。デスクトップの方は NVIDIA。

ところで、回答項目にある xf86-video-ati についてなんですが、これには xf86-video-radeon も含まれています。

Linux システムでのビデオ・ドライバの入手方法は?

– ビデオ・アダプタのベンダーのウェブサイト
– Git を使用してソースからビルド
– リリース版のドライバ・ソースやスナップショットを使用してソースからビルド
– ディストリビューションが提供するドライバまたはパッケージ・リポジトリのものを使用
– サードパーティ製のインストール・スクリプト
– その他

現在メインで使用してる Nvidia カードに関してはもっぱらディストリがリポジトリで提供してるパッケージをそのまま利用するだけですね。

Intel の方もすでに Ubuntu 9.10 でパフォーマンス面での問題は解決しているし。

以前 Radeon を使用してたときは、ATI のサイトから最新版のパッケージを取得してインストしてましたが。

Linux システムでの X.Org サーバのバージョンは?

– X.Org 6.8
– X.Org 6.9
– X.Org 7.0
– X.Org 7.1
– X.Org 7.2
– X.Org 7.3 (X Server 1.3, X Server 1.4)
– X.Org 7.4 (X Server 1.5, 1.6)
– X.Org 7.5 (X Server 1.7)
– Git Master
– その他

Ubuntu 9.04/9.10 は標準だと X.Org 7.4(X Server 1.5, 1.6) 。

Linux システムで使用しているディスプレイ機能は?

– TV出力
– マルチ・ディスプレイ
– ホット・プラグによる出力機器の接続
– GPU の省電力モード (例: PowerPLAY, DynamicClocks)

自分はどれも使用してませんね。

Linux システムでのディスプレイの設定変更方法は?

– xorg.conf を手動で編集
– グラフィカルな設定画面を用意したユーティリティを使用(例: nvidia-settings, displayconfig-gtk, system-config-display)
– XRandR
– ベンダー専用の文字ベースのユーティリティ(nvidia-xconfig または aticonfig)
– その他

GUI に頼りきり。

Linux システムで利用しているディスプレイの数は?

– シングル・ディスプレイ
– RandR で設定したマルチ・ディスプレイ
– Xinerama で設定したマルチ・ディスプレイ
– その他の方法で設定したマルチ・ディスプレイ

シングル。

どの解像度でデスクトップを実行?

– 1280 x 1024 未満
– 1280 x 1024 から 1600 x 1200 未満
– 1600 x 1200 から 2560 x 1600 未満
– 2560 x 1600 以上

最近になってようやく HD 液晶にしました。

コンポジット機能を備えるウィンドウ・マネージャ/デスクトップの視覚効果を使用?

– はい、Compiz / Compiz Fusion
– はい、KWin
– はい、その他
– いいえ

openSUSE 11.1 を入れた当初は KWin(KDE) も試してたんですが、そのシステムを弄ってたらすぐに壊れちゃって、それ以降 Gnome + Compiz オンリーになってしまってます。

Linux のビデオ・ドライバについての一番の関心事や懸案事項は?

– ライセンス / オープンソース
– 画像の質
– ディスプレイ関連の機能
– 2D のパフォーマンス
– 3D / OpenGL のパフォーマンス
– 動画再生 / アクセラレーション
– インストールやメンテナンスの容易さ
– 安定性
– サスペンド / ハイバネート
– マルチ GPU 描画
– その他

ほとんどにチェックを入れたいところだけど、あえて絞ると自分は 2D 3D と動画。

あとは、アンケートに回答する対象のシステムがノートPCの場合にサスペンドを追加。

Linux システムで頻繁に使用するタスクは?

– ゲーム
– データの視覚化
– 動画再生
– デスクトップの視覚効果 (例: Compiz の派手系な効果)
– GPU コンピューティング(例: CUDA, OpenCL, Stream)

動画再生とデスクトップの視覚効果くらいですね。

Linux 利用の程度は?

– 非常に熱心なゲーマー
– 2D のプロフェッショナル
– 3D のプロフェッショナル
– 標準的な一般ユーザー

自分は完全にただの初心者ユーザー。

コメントする

初の Moblin 製品? Intel Reader

Intel が Atom プロセッサ、500万画素カメラ、Moblin OS 搭載の携帯機器をいきなり発売したらしいです。

Moblin って書いてるのは Gizmodo だけな感じなんですが。

普通の PC 型ではなくて、視覚に障害を持つ人向けにテキストをカメラで取り込んで、それを音声で読み上げるための専用デバイスみたい。

http://www.intel.com/healthcare/reader/index.htm

http://gizmodo.com/5401168/the-intel-reader-photographs-text-and-reads-it-back-to-you

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091111/340382/

追記:やはり Moblin が使われてるそうです。

Moblin Zone Blog

例えば近所の図書館などでは視覚障害者のために「本の読み上げ」サービスを行ってたりしてますけど、こういう技術が発達して好きな本を好きな時に自分で読める(聴ける)ようになるといいですね。

日本も超高齢化社会で目の弱い人は増えるわけだし、日本製で誇れる携帯電話はもう「らくらくフォン」くらいな現状を考えると、新興国とのアドバンテージを保つには障害者や高齢者を念頭に置いた技術開発、サービスを徹底することが大事なような気が。

新規オープンした中華店の看板が視覚障害者のために歩道に敷かれた黄色い誘導ブロックの真上に置いているのを見るにつけそう思います。

コメントする

Linux Intel GMA500/Poulsbo ドライバ

GMA500 搭載のネットブックは持ってないので基本的に興味はなかったんですが、Ubuntu Karmic で GMA500 というか Poulsbo 用のドライバを使用する場合は Jaunty 向けドライバ・パッケージを Karmic のカーネルに対応するようにしたものを PPA から導入することでオーケーみたいです。

Get GMA500 (Poulsbo) working in Karmic with Jaunty backports..

で、自分がなぜ Poulsbo ドライバに関心を抱いたかというと、突然 Gallium3D を利用するドライバに変貌することになったらしいから!
Intel’s Special Driver For Poulsbo Uses Gallium3D

Gallium3D については前に書きましたけど、

Gllium3Dって何?

Gllium3Dって何?#2

前に Moblin 2.1 を試したときに、ついでに Moblin のメーリングリストを眺めたら、Intel の Moblin 担当者が「既存のドライバと比較して、Gallium3D って喧伝されてるほどのメリットなくない?」と言ってて否定的だったし、そもそも通常の Intel 統合グラフィック向けでさえ、というか Intel に限らず ATI や Nvidia も含めて、いまだにまともな Gallium3D ドライバはない状況なので、まさに青天の霹靂!

今度の新しい Poulsbo 用のドライバの Direct Rendering Management(DRM)に関わるコードは Linux 2.6.31 以降のカーネルでの KMS、TTM、Simple Firmware Interface (SFI)(なにこれ?)というのにも対応とのこと。

Poulsbo の X.Org ドライバ(xf86-video-psb)は DRI2 に対応。

そして、肝心の Poulsbo の Gallium3D ドライバは OpenGL アクセラレーションの他、ビデオのハードウェア・エンコードとデコード機能を提供。

カーネル 2.6.31 に対応するので、Jaunty 向けパッケージをバックポートする PPA は、ひょっとしたら新しい Poulsbo ドライバが発表された時点で Karmic に必要なくなるのかもしれません。

Cairo-Dock の GLX モードも動くかも…

Moblin ではルート権限ではなくユーザー権限で X サーバを実行するように手が入れられてるそうですし、少なくとも Moblin においてはXサーバの一般アプリ化が一気に進む勢い?

追記:ドライバに関して続報が来てますね。

Clarifications On Poulsbo’s Gallium3D Driver

新ドライバは Intel の Moorestown に合わせて発表される。

Quake 3 Arena がそれなりのフレームレートで動いて HD 1080i 動画再生できるが、具体的にはUbuntu 8.04 で最初にお目見えしたバージョンのドライバの2倍の速さ。

コメントする