Archive for 12月, 2009

Wacom の Linux 対応に失望。いいのかそれで!

以前に買った Bamboo Pen & Touch なんですが、なんだかんだで放置状態が続いております。

とりあえず Windows につなげばいいんだろうけれども、起動が遅くなってるのであまり余計なものをインストールしたくない…

そんな感じでいたら、丁度 Ubuntu Magazine Japan vol.2 で新 Bamboo の動作検証記事が掲載されてたわけなんですけど、しかし結果はどうやら芳しくなくて、特にタッチの認識に関してはまだ完全にバツとのこと。

この新Bambooに関してはペンを動作させるまで持っていくこと自体がめんどくさそう。

でもとにかく、Ubuntu のフォーラムで色々試行錯誤されていて、実にありがたいことに! 最近その成果が正式にドライバに組み込まれたみたいです。

http://linuxwacom.sourceforge.net/index.php/news

December 15, 2009 – Updated serial Tablet PCs support. Added 5 new Bamboo tablets support.

それでも、タッチの方が動くかどうかはよくわからない。

ドライバの開発者やコミュニティには本当に感謝なんですが、そもそもなぜこんな面倒なことになっているのか!

もちろん Wacom のペンタブが Linux に公式対応してないことは承知で購入したんですけど、ペンタブ分野においては Wacom って確か世界的なブランドでしょう?

Intel や Nvidia の Linux 対応は素晴らしいじゃないですか。新製品が出でもすぐ Linux で使える。

プリンターに関しては HP が世界トップシェアみたいですが、これも Linux の対応について一番評判がいい。

HP は PC のシェアもトップみたいで、Ubuntu プリインストール機を発表したこともあるし、Dell も同様にチャレンジしてる。

検索世界最大手の Google は Linux ベースの OS を発表。

Amazon の Kindle for PC は Windows 用のみだけれど、Wine を使えば大丈夫らしいし、ハードの方の Kindle 端末は Linux ベースらしいのでとりあえず許す。

おお、酒に酔ったいきおいで書いてるうちに、それぞれの分野でトップのところは、しっかり Linux にも目を配っている法則が見えてきた!

トップのところほど、その地位を磐石にするため色々布石を打ってるということなんだろうなぁ。

翻って Wacom はどうか。

例えば Wacom の日本語公式サイトに Linux の Li の字もない一方、英語サイトにだけ Linux 対応についての記述を載せているのは一体どういうこと?

一服するのに丁度いいと思って靖国神社に寄ったら、まるで「お前のようなバチあたりが来るところではない!八咫烏の怒り!」とばかりカラスの攻撃を頭に喰らったことがある自分が言うのもなんだけど、これはもう日本人を馬鹿にしているとしか思えない!

英語サイトの Linux 対応についての記述にしても、酔っ払いの脳内で妄想変換すると、なんだか Wacom の広報が「とりあえずプログラマに情報や試用機の提供だけはしてやる。あとのことなんか知るか。」と 鼻をほじりながら言ってる感じだ!

いや…、ちょっと待てよ。

Nvidia は確かに製品が Linux で動くことに関してはよいけれども、オープンソースコミュニティへの情報提供をしてるわけじゃない。

それを考えれば、秘密保持契約さえすれば情報提供してくれるらしい Wacom の方がマシかもなぁ。

うーん、でも自分のような末端ユーザーからすると、製品のフル機能が繋いで簡単にちゃんと使える方が大事なわけで。

じゃあ Nvidia はともかくも、Wacom と競合するようなところと比較してどうなのか?

最近 Linux のマルチタッチ対応に関してちょっと進展があった様子なんだけれども。

A Video To Show Off X.Org’s Multi-Touch Support

http://lii-enac.fr/en/projects/shareit/xorg.html

対応ハードにフランスの Stantum 社やイスラエルの N-trig 社の名などはあっても Wacom は含まれてない。

Wacom の方は既存のオープンソースドライバでまかなえるからかもしれないけれど、これはフランスの航空学校のプロジェクトで Stantum 社とコラボ関係。

Stantum 社はこういうことに協力するくらいだから Linux 対応はなんだか有望そう。

N-trig は周知のようにマイクロソフトから資金提供を受けてる。 HP の Windows タブレットPC に採用されてるし今後益々存在感が増してくるのでは。

こうして眺めてみると Wacom 包囲網は着々と築かれつつあるじゃないか!

Wacom は手を広げるためにそろそろ Linux 分野の開拓に自ら乗り出せ!早くしないと手遅れになるぞ!

っていうか Wacom 自体はどうでもよくて、とにかく今手元にある機器が簡単に Linux でフル機能使えるようになってほしい。

…まぁ、こんなわけわからんくだらないことを書いてるお前の方がいいのかそれでっていう話でした。

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Ubuntu を狙ったマルウェア…

個人的に Gnome-Look.org はデスクトップをカスタマイズしようとするときに必須だったんですが、そこで紹介されていた Waterfall という名のスクリーンセーバーの deb パッケージからマルウェアが発見されたとか…
Ubuntu Malware for DDoS Attack Found in Screensaver

さらに続報として、Ninja Black というテーマ(何のテーマだか判りませんが、GTK テーマとしてアップされていたのかも)のパッケージ( これも deb 形式で配布されていたのか? もしそうだったとしたらその時点で怪しいですね。)にもマルウェアが仕込まれていたという話も挙がってます。

Gnome-Look.org については、このブログでもなんども取り上げたことがあって、こりゃまずいなと。

前に投稿記事に書いた DockbarX の配布先について Gnome-Look のリンクを貼りましたが、これは特にプログラムなんで、一応念のために Launchpad の PPA の方から取得するようにして、Gnome-Look の方のページは変更履歴の参照として利用するのがよいかもしれません。

(DockbarX は Compiz のスケールを利用して Mac OSX Snow Leopard の Dock Expose 風なことができるのでフォローしたいんです。^^;)

https://launchpad.net/~dockbar-main/+archive/ppa

ただ Launchpad PPA はこうしたプログラムの作者が開発の場として利用してたりするとはいえ、Ubuntu の公式リポジトリから見ればあくまで非公式の存在であり、その気があれば自分のような者も PPA のアカウントを作成して、なにがしかの deb パッケージを配布することが可能なんじゃないかなぁと思うので、厳密にはリスクがあるでしょうけど。

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久しぶりに Cairo-Dock(GLX-Dock) …

Ubuntu karmic の開発版を試すうちにシステムを何回か入れ直したりとかして、かなり長い期間 Cairo-Dock をいじってませんでした。

Cairo-Dock のまとめページの内容は古くなっちゃってる…

安定版を提供している Launchpad PPA では、現在 ver. 2.1.1 系を配布。

https://launchpad.net/~cairo-dock-team/+archive/ppa

開発版を提供している PPA の方には 2.1.2 が来ていて、間もなく安定版としてリリースされるんじゃないでしょうか。

追記:安定版 PPA の方もすでに 2.1.2 に更新された模様。ついでに ATI Radeon カードで Catalyst fglrx ドライバを使用してる人も GLX-Dock が利用できるようになったらしいとか。ただし、それには Catalyst ドライバの最新版である9.11 が必要。Ubuntu karmic の公式リポジトリに現在入ってるのは fglrx  8.660 で、これは Catalyst 9.10 に相当するものと思われるので、Catalyst 9.11 は自力でインストールしなければならないかもしれません。

2.1.1 および 2.1.2 の変更点なんですが、まず DBus プラグインの機能が強化されて簡易的なアプレットみたいなものを作れるようになったことが挙げられますね。

それに関する解説が公式サイトの Wiki ページに掲載されていたので、拝借してこのブログにも載せてみました。

DBus による Cairo-Dock の制御やアプレットの自作

あと残りをざっと挙げると、

  • ドックの設定パネルの構成のあちこちに変更が加えられた。
  • アプリ(タスク)のアイコンをランチャーやアプレットの間に混ぜて配置させることができるようになった。
  • アイコンのアニメーション効果に「花火」が加わった。
  • ランチャーの設定パネル画面に変更が加えられた。
  • 各ランチャーについて、そのアイコンを表示するワークスペースを限定することができるようになった。
  • スイッチャー・アプレットが機能強化され、ワークスペースごとに名前を付けたり、中クリックでウィンドウ・リストの表示ができるようになった。
  • 指定時間経過後に自動シャットダウンする機能がログアウト・アプレットに追加された。
  • デスクレットを最初のワークスペースだけではなくて、現在のワークスペースに固定しておくことができるようになった。
  • RSS リーダー・アプレットが加わった。
  • デスクトップ表示アプレットで、中クリックによるデスクレットや Compiz のウィジェット・レイヤ、展開(Expo)の表示ができるようになった。

などなど。

ドックのテーマではなくてアイコンのテーマだけ自分で用意したものに変更したい場合の設定方法が、ドックの設定パネルの構成の変更にともなって以前と異なるようになってしまったかも…

ver.2.1.3 以降の今後についてなんですが、実現に時間はかかると思いますけど、KDE 環境への対応に着手したりとか、Gnome-Do への対応が検討されてるみたい。

そういえば Gnome-Do のプラグインだった Docky が Gnome-Do から独立したアプリになったとか。

Docky が外部から Do と連動することが可能なら Cairo-Dock だってできるんじゃないか、Scooby-Do というアプレットを自前で開発し続けるよりも Do と連動させる方がいいんじゃないか、と自分も思ってたところだったので、Cairo-Dock の作者さんが検討を表明してくれて調度よかった。:-D

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あえてここは Moblin で

なんだか最近 Google のターンじゃないですか。

Andoroid は NTT がフォトフレームとか KDDI からも試作品みたいのが発表されたし、Chromium も大きな話題になったし、日本語 IME まで発表して。

でも、そちらは大勢の人がとりあげてるので、自分は影が薄くなっちゃった感がある Moblin の方を地味~に追ってこうかなと。

インテル、「Atom」アプリケーション向けSDKのベータ版をリリース

インテル、2010年のネットブック向けアプリストア開設に向け準備を加速

記事タイトルにはもっぱら Atom とかアプストアの字が踊ってますが、Windows 対応を含むものの、Moblin の立ち上げについてもコツコツ進んでる様子。

で、ハードウェアでも既存の Atom Z シリーズ(Silverthorn)+GMA500(Poulsbo)の 「Menlow」プラットフォームの後継である「Moorestown」がそろそろ出そうですが(むしろ逆に、すぐには出なそうな雰囲気…)、マザボがクレジットカードくらいの大きさで、「Menlow」よりちょっと性能が良くなって、しかもアイドル時の消費電力が半分になり MID にも載ってくるとなると、SHARP の Netwalker に採用されてるような ARM プロセッサって要らなくなっちゃうような…

消費電力を抑えることが ARM との対抗要素として重要だと思うんですが、それに関して若干かかわっているのかな? と思われるのが Poulsbo ドライバ関連でチラっと出てきた SFI(Simple Firemware Interface)

Atom プロセッサの MID のようなロースペック向けに既存の ACPI に代わるものを用意したとか。リリースされたばかりの Linux カーネル 2.6.32 で SFI に対応。

で、「Moorestown」プラットフォームは ACPI 非対応、SFI 一本槍。よくわらないけど、とにかく着々と準備作業が行われてるということで。

Intel develops simpler alternative to ACPI for Linux

http://www.kernel.org/doc/ols/2009/ols2009-pages-55-60.pdf

http://kernelnewbies.org/LinuxChanges#head-da8ee2f286a4fe9d196d3d40332a2fb3b42ccb4a

this release adds support for Moorestown, Intel’s Low Power Intel Architecture (LPIA) based Moblin Internet Device(MID) platform. Moorestown consists of two chips: Lincroft (CPU core, graphics, and memory controller) and Langwell IOH. Unlike standard x86 PCs, Moorestown does not have many legacy devices nor standard legacy replacement devices/features. e.g. Moorestown does not contain i8259, i8254, HPET, legacy BIOS, most of the io ports.

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BBC ラジオ うぶんちゅ

早めに昼食を取ってコーヒー飲んでたらこれを見つけて吹き出しそうになりました。
BBC – Pods and Blogs : Sim romance, Ubuntu manga and women in the know

Ubuntu Magazine Japane で連載中の漫画「うぶんちゅ」が BBC のラジオ番組でちょっと取り上げられたみたい。

しかし考えてみると、ラジオで Ubuntu などのオープンソースが語られるなんてすごいですね、英国。

逆に「おいおい日本は Ubuntu の漫画まであるのかよ!スゲーことになってんな!」なんて思っちゃう海外の人がいるかもしれないけれど。

追記:番組を聴いてみたら、漫画を英訳した人が司会者の質問に答える形で Ubuntu 自体や漫画の内容の説明とか、今までの UNIX などのコミュニティとの違いを話してました。

司会の人は翻訳に携わった人たちのことや翻訳作業の進め方を聞いて「それこそオープンソース・コミックスみたいな感じですね。」なんて言ってました。

とはいえ、ラジオで Ubuntu などのオープンソースが語られるなんてすごいですね、英国、と書いたほどの内容ではなかったですね。

それより、同番組の冒頭で採り上げられてた「ラブプラス結婚式」の話題の方に驚きましたよ。こんな日本のニュースを英国のラジオ番組で知ることになるとは思わなんだ。

日本からブログでそれを記事にした人が司会者に答えてて、「でも、こういうギーク文化は日本の文化の極一部分にすぎないですよ。」みたく一応フォローしてたんだけれども、未見ながら今日のNHKのクローズアップ現代のタイトルが「故郷(ふるさと)に“美少女”が来た」で、美少女イラストで地方再生みたいな内容らしいということを知るにつけ、フォローしきれない恐れを感じたりします…

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