Archive for 1月, 2010

早くも決定このマンガがすごい2010大賞

自分的にもう決まり。

どのマンガなのかって?

それはこれ!

ネットブックに最適なOS「Moblin」をご存知ですか? コミュニティサイト「moblin users」本日オープン

第1話、たった4ページだけど1ページ1ページが衝撃的。

テルよ!ネットブックのOSなしモデルをどうやって手に入れた?!

インストするOS候補に Android や ChromeOS って… ビルドしてイメージ作成?

さわやかな顔してなんてギークっぷりだよ!

いやいや、それよりなにより、リナ!

貴様は若作りして大学に潜入した Intel の回し者か!

サラっと Moblin 搭載キーパッドレスMIDなんて取り出さないでください…

女子はおろか男子だってそんなの持ってないよ!

ってな感じで、どういう層に向けてのマンガなのか謎すぎるとこがすごくて、続きが非常に楽しみです。

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Ubuntu 10.04 Lucid Lynx Alpha2 リリース

Ubuntu 10.04 LTS α2が公開、NVIDIA対応がさらに強化

http://www.ubuntu.com/testing/lucid/alpha2

以前は Compiz や Cairo-Dock の動作確認目的で開発版を試したけれど、Intel のドライバの構造改革が一段落したし、LTS なので Ubuntu 自体にもそう大きな変更はないと思うんで、Lucid はベータ版が出てから試そうかなぁと考えつつも、Fedora に続いて Ubuntu の方でも ATI Radeon で KMS を有効にする予定だから、そうなると DRI2 も有効になって Cairo-Dock の表示に関係するわけで、やっぱり気になるかも。

うむむむ…

とりあえず今のところは、変更点などの説明だけチェック。

HALの完全削除 → 起動およびレジュームの高速化

Lucid のXサーバは1.7 なので、xorg.conf.d ディレクトリのサポートはまだのはず。

ということは、入力デバイス設定に関する .fdi は消えて、udev ルールのみになるので、手動でごにょごにょいじりたい場合は /etc/X11 に xorg.conf を作成するか、udev ルールの方を編集ってことになるんでしょうか。

3つのNVIDIAのドライバが新たに利用可能に → nvidia-190.53 / nvidia-173 / nvidia-96

ようするに、nvidia-96 というのがメニューの選択肢に加わったということですかね。

nvidia-96 というのを調べてみると、Geforce 2 から Geforce 4 まで用のドライバみたい。

続いて、既知の問題は、

ワコムのドライバが使えない

Ubuntu 本家の発表の方を読むと、Xサーバ1.7 に対応する新しい xf86-input-wacom ドライバを待てとのこと。

ドライバの開発元ではすでに対応済みなはずなんで、ソースからビルドすれば無問題なんでしょうけど。

さらに本家の発表を読み進めると、KMS がらみでブートのためにちょっと回避策を講じないとダメな場合があるみたいですが、これに関しては正式リリースまでに徹底的に問題を潰していってほしいなぁ。

Fedora の後追いで Plymouth 導入とか、その絡みで Nvidia カードに関して KMS が使えるようにオープンソースの nouveau ドライバの方をデフォルトにするとかいう話が出てるみたいなんで心配。

自分は nouveau ドライバ使ったことないし。

最後に、 ATI の fglrx ドライバはXサーバ1.7 に対応してないのでオープンソースドライバの方を使えって書いてあるのにはガクっときますね。

つまりこれって、すでに 1.7 が導入されてる Fedora12 のユーザーも fglrx ドライバを使えてないってことでしょう。

最新カーネルやXサーバへの対応が Nvidia に比べて遅いので、ATI の最新カードは個人的に購入の対象外になってしまうんですよ。残念。

ただ、これに関して Phoronix のフォーラムの方で書いてる人がいたんですけど、皮肉なことに Nvidia は Xorg の仕様に合わせずに独自実装しまくりなのが功を奏してるんだと、ATI の方は Nvidia よりも Xorg の仕様に忠実な実装になってるが故にその分だけ Xorg の変更に合わせるための作業が多くなって時間がかかるんだと 、そんな風に言ってる人がいました。

うーん。

追記

Ubuntu におけるHAL切除作業の進行状況はこちらで確認できるらしい。

Halsectomy: The Deprecation of HAL

システムのブート時などに HAL を読み込むのは止めるものの、HAL に依存しているアプリケーションはまだ存在するので、必要に応じてDBus 経由で HAL を読み込むようにしたみたい。

https://launchpad.net/ubuntu/lucid/+source/hal/0.5.14-0ubuntu2

Changelog

10-x11-input.fdi, debian/rules: Do not install 10-x11-input.fdi any more,
X.org uses udev now. This brings those parts back in sync with Debian.
Change startup from init/upstart to D-Bus activation. 
This allows us having installed programs 
which still need hal without the need to start hal on boot

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眠れる Moblin を呼び覚ます

只今、デスクトップにインストールした Moblin 2.1 から書き込んでおります。

2.1 のプレビュー版が発表されたとき、Windows と Ubuntu karmic のデュアルブートにしていたシステムに Moblin をインストールしたんですが、Ubuntu から grub-update 実行しても Moblin が Grub2 メニューに載ってこないんで、実はずっと放置してました。

USB メモリ起動で Moblin の UI を試すことはできたことだし、わざわざ Grub の設定を手動で編集するのも面倒だなって感じで…

そんなところに、Intel が以前に言及していたアプリ・ストアをようやく発表したというニュース。

インテル、ネットブック向けアプリストアAppUp Centerをオープン

おお!これは HDD に眠ってる Moblin を起動させて早速試してみるしかない!

で調べたら、2.1 の正式版の方だと Ubuntu から grub-update するだけで Grub2 メニューへの登録が済んじゃうとのこと。

いつのまにか簡単になってよかった。じゃあ入れ直すか。

moblin.org から img をDLして USB メモリにバイトコピーとやらをして、起動&インストール、Grub のインストールはMBRじゃなく Moblin インストール先のパーティションへ。

Ubuntu から grub-update したら Unknown Linux なんて端末に表示されたけれど、システムを再起動して Grub2 メニューを見ると、Moblin の名がちゃんとあるじゃないですか。

でもって、Grub から Moblin を選択して起動させ、日本語入力ができるように SCIM や Anthy 関連パッケージをドカドカとインストール。

全角/半角キーで SCIM が開始/終了するようにキーバインドを変更して、無事に日本語入力できることを確認。

UI の日本語翻訳も一応進展してるみたいですね。

これで準備は完了、早速ベータ版をダウンロードだぁ!

http://www.intel.com/consumer/products/appup.htm

…… Windows 用はあるけど、Moblin 用が見当たらない。

Linux 用のプログラムの配布リンクって Win や Mac とは別ページに置かれる例が結構あるからなぁと探るうち、FAQ ドキュメントに「Moblin 版はカミングスーン」の一文を発見。( ̄□ ̄;)!!

http://communities.intel.com/docs/DOC-4664

仕方ない。Moblin はまたしばらく眠らせておきましょう。( ゚▽゚)=◯)`ν゚) 、;’.・

ついでに、FAQ にある説明に関して外国の人が以下の点を懸念していたので紹介。

A. Purchased applications must run with an active internet connection every 7 days to allow off-line operation. 12.23.2009

例えば、7日を超える期間ネットブックに電源を入れず放置すると、インストール済みの購入アプリをオフラインで使用しようとしてもNG。

再びアプリをオフラインでも使えるようにしたければ、一旦ネットに繋ぎなさいってことでしょうかね。

元々ネットに繋いでなんぼのネットブックですが、これは文句が出そうな…

あと、Moblin ネットブック自体で興味深いのは、サムスンや MSI や Acer もみな NovellSLED(SUSE Linux Enterprise Desktop)11 ベースの Moblin を採用してるらしいってことです。

New SUSE/Moblin Linux netbook from MSI arrives

以前 Novell が Intel と Moblin で提携、台湾に「Novell Open Labs」を置くことを発表してましたが、やっぱり SilverlightMoonlight もからんでる?

また、Moorestown に Moblin を載せたスマートフォンが今年後半に発売予定というのも非常に気になります。

Moorestown に関しては Nokia も Intel とパートナーシップを結んでるらしいですけど、こちらは Moblin じゃなくやっぱり Maemo 機になるんでしょうか。楽しみ。

楽しみだけど、もし真剣に購入検討するとしたら Moorestown の次の Medfield プラットフォーム機かなぁ、

スマートフォンとしてみると Moorestown は大きすぎるような。というか、そもそも日本で発売されるのか。

追記 : Intel の AppUp に登録されたアプリを一覧してダウンロードするには、無料のものも含めてクレカ登録が必須らしい。

例えば、法律で利用を米国内に制限している暗号方式を使用するアプリなど、有料無料問わず利用者の住所地確認が必要になる場合があるからだとか。

現在、クレカの請求住所は米国とカナダのみに制限されていて、他国には順次対応していくとのこと。

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ジェニヴィ! (`・ω|

昨日 Moblin のことを書いたら、今日になって、車載インフォテイメント(In-Vehicle Infotainment)用の Moblin ver.2.1 の Feature Complete 版発表のニュース。

2.1 IVI FC release http://moblin.org/projects/2.1-ivi-fc-release

Atom Z530 & US15W(Poulsbo)向けとか。

紅旗リナックスがMoblin ベースの IVI を今年前半に発売という話がちょうどあったこともあり、非常に気になります。

どうやら CES 2010 では、IVI のオープンプラットフォームの構築を推進する非営利団体「GENIVI」が GENIVI 1.0 のデモを行うとか。

で、この GENIVI が今のところベースにしてるのが Moblin らしい。

IVIプラットフォームを展示へ GENIVIアライアンス

Visteon to unveil Linux-based (GENIVI capable) infotainment system

GENIVI アライアンス FAQ

What is Moblin and how does it relate to GENIVI?
In partnership with GENIVI, Moblin will act as an independent distribution mechanism for the first GENIVI open source reference implementations.

進化の分岐点を迎えるカーナビ
カーナビの標準プラットホーム

GENIVIは、OSにLinuxを採用する。このLinuxは、Intel社のAtomを採用しているネットブック向けに開発されている「Moblin(Mobile Linux)」に準拠する予定である。「ただし、GENIVIが対象とするプロセッサがAtomだけというわけではない。すでに、ARMコアのプロセッサを展開する米Freescale Semicondutor社や米Texas Instruments社などもGENIVIへの参加を表明している」(Intel社の石山氏)という。

Bosch and the Moblin Project

日本のカーナビ市場は第2のガラパゴス?

現在のカーナビビジネスは、かつてのワープロやPC-9800と同じ

自動車で起こるクラウド化 – IntelのIVIへの取り組みとGENIVIの役割

Android とか ChromeOS より Moblin の開発成果の方が通常のデスクトップ版 Linux に反映され易そうと思ったのが理由で Moblin を気にしてるだけなんですが、早いとこ Intel Reader 以外にも色々な製品が市販化されてほしいものです。

追記

CES の情報がどんどん飛び込んできますね。

MSI から Novell SUSE 開発の Moblin 搭載ネットブックが今年2月に出るみたい。

これは楽しみになってきました。

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|ω・`) もぶりん…

ほとんど話題にならずステルス飛行を続けてる Moblin の動向を影ながら見守るシリーズの続き。

米国で開催される家電見本市 CES にあわせて、ここのところ色々な製品発表があるけれど、そんななかから数少ない Moblin 関係のニュースをそっと拾い集めてみることに。

Moblin が載ることを期待されるのが、なんといっても Intel が発表した新しい Atom プラットフォームの Pine Trail

自分が気になるのは Intel の非嫡出子で Linux ドライバに関して放置状態の不憫な  Poulsbo の後継、 Moorestown の方なのだけれど、なんだかこちらの登場はまだまだみたい。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20091113_328409.html

Atom Z系のプラットフォームは、2010年中頃のMoorestown、その翌年のMedfieldと続く予定だ。

ということは、Poulsbo 対応の新しいドライバも半年くらい先の話なのか。

ま、Moorestown はさておき、日本のメーカーも含めて、Pine Trail プラットフォームを利用したネットブックについてはすでに数多くのプレスリリースがあるわけだけれど、Moblin 搭載機を発表したらしいのがサムスン。

Moblin 世界初搭載 Pine Trail ネットブック N127をインドとロシアに投入するナナメ上の動き!

http://www.samsunghub.com/2010/01/04/samsung-shines-with-pine-trail-equipped-n210-n220-n150-n127-and-nb30-netbooks/

でも、新興国含めて全世界に製品を売ってやるという気合をビシバシ感じますよ。地域に合わせて、きめ細かな対応をしてるといえるかも。

で次は、CyberLink 社が Moblin v.2.1 対応 PowerDVD for Linux を発表のニュース!

CyberLink PowerDVD Linux Supports Intel Moblin Version 2.1

こういうサードパーティのアプリの対応は重要ですね。

CES とは関係ないけどついでに、

インテル、レッドフラッグと連携し車載システムを発売

例の中国共産党政府正式支援の紅旗リナックスですな。Moblin ベースの車載システムを今年前半に発売するみたい。

車にもインテル+紅旗でなんだかすごい独裁タッグ。

AMD とか ARM 開発してるとこはもっとがんばれ。

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Xサーバ1.7→1.8、HAL から udev

Ubuntu 9.10 では /etc/X11 ディレクトリから xorg.conf が消えてます。

以前はグラフィックドライバなどの関係でこのファイルの中身をいじっていたけれど、最近は何もせずとも Compiz が使えたりするので、これに関してはまったく気に留めていませんでした。

しかし、Wacom の新Bambooを動かそうとする過程で思い出したのは、この xorg.conf に Ubuntu 7.10 の頃は wacom の名前がズラズラと記載されてたこと。

一方で、現在 wacom ドライバに関して HAL だとか fdi とか udev ルールみたいなわけがわからない用語がビシバシ出てくる。

こりゃ、この辺りの仕組みをざっと簡単に押さえておいたほうがいいなってことで、まずは HAL について。

現在の karmic では xorg.conf  のサポートは継続しつつ、入力デバイスの設定は HAL の fdi ファイルの方でするのが基本らしい。

xorg.conf は HAL によるデバイス自動検知機能を無効にするために利用したりとか。

xorg.conf に記述した入力デバイスについては、ホットプラグ(プラグアンドプレイ)が効かないみたい。

https://wiki.ubuntu.com/X/Config/Input

なるほど。

HAL について wiki を参照してみると。

http://ja.wikipedia.org/wiki/HAL_(%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)

  • HAL を使うと、ハードウェアの種類毎の重要な情報が一貫した形式で利用可能となる。
  • 事実上、HAL はプラグアンドプレイを可能とする。
  • HALはすでに旧態化しており、現在は単にメンテナンスのみが行われている。HALの機能はDeviceKitやudev等に移行している。

Ubuntu 9.10 karmic のXサーバは 1.6 系で、ハードディスク等や電源周りのハードウェア管理に関しては、すでにそれぞれ DeviceKit-disks(Xサーバ 1.8 からは udisks という名称に) と DeviceKit-power(1.8 からは upower に)に移行済み。

訂正:Xサーバ 1.7 の Ubuntu lucid で、すでに udisks , upower に名称変更済みになっておりました。

Xサーバ 1.8 で入力デバイス関連を完全に udev に移行することで HAL の廃止が終了するみたいです。

Xサーバ 1.8 以降が導入されるのは Ubuntu 10.10から になると思うのでまだ先の話ですが。

追記: udisks や upower の件もそうなんですが、Ubuntu 10.04 lucid のXサーバ1.7にはXサーバ1.8の新機能がバックポートされまくりまして、HALに依存していた最後の部分である入力デバイス周りに関しても udev に移行完了しました。後述の xorg.conf.d もサポートされています。「Ubuntu lucid に xorg.conf.d/InputClass 入る」( Ubuntu lucid では /usr/lib/X11/xorg.conf.d )

で、さらに X の入力周りの代表的開発者の Peter Hutterer 氏の説明。


http://who-t.blogspot.com/2009/07/not-blaming-hal.html

「マウスが動かない」とか「ポインターがジャンプする」とか、様々な事を HAL のせいにするバグ報告をいまだ目にするが、いずれも HAL が悪いわけではない。

Xサーバから見れば、HAL は xorg.conf の単なる代替。

Xサーバにおいて、HAL が行っているシンプルな役割とは :

  1. すべての入力デバイスのリスト化( xorg.conf における InputDevice セクションに相当)。
  2. 各入力デバイスに対する適切なドライバの指定(各 InputDevice セクションにおける Driver “…” 行に相当)。
  3. キーボード・レイアウトのような、ユーザー定義の追加オプションの提供(Option “…” “…” 行に相当)。

2と3については、プログラムによる無作為な推定が介入せず、ローカルであらかじめ記述した設定の結果であることに留意。

したがって、問題の原因が HAL なのか不確かなときは、xorg.conf が存在する場合、それを編集することでその問題が修正されるかどうかを確認する必要がある。

それで問題が修正されないなら、ドライバまたはXサーバに関するバグを報告することが必要だ。


現在の Ubuntu 9.10 Xサーバ 1.6 は入力デバイスに関して HAL がメインだけれど、udev ルールを書いた設定ファイルを用意すると udev の方が有効になる状態っぽい。

Xサーバ 1.8 では、udev への完全移行にともなって設定方法も変わるとか。

Peter Hutterer 氏の最新の投稿は、その新しい設定方法を説明しながら既存の仕組みについても触れているので、ちょっと翻訳。

誰某のパッチによってどうしたとか、多少原文から省いてる部分あり。ちゃんと理解してなくて、誤訳してる部分もあるかもしれません。


http://who-t.blogspot.com/2010/01/new-configuration-world-order.html

3つの新機能:

  • udev バックエンドのサポート
  • 設定用の xorg.conf.d ディレクトリのサポート
  • xorg.conf に記述されたルールの照合のサポート

udev バックエンドのサポート

2006 年にホットプラグで接続した入力デバイスへの対応が追加されてから Xサーバ 1.7 に至るまで、これまでのバックエンドは入力デバイスの提供元として HAL と一緒に働いた。

今回 HAL は廃棄されて、少なくとも Linux においては udev に置き換えられる。

とはいえ、新しいバックエンドが HAL の代わりに udev に問い合わせする以外は、これまで通り以下の基本を踏襲。:

起動時にXサーバは有効なバックエンドに入力デバイスのリストを問い合わせて、その結果に応じてデバイスを初期化する。
稼働中に新しいデバイスが追加された場合、サーバに知らされてサーバはそのデバイスを追加する。
HAL と udev は互いに排他関係にあって、一方を有効化すると、他方が無効化される。

現在 udev は初期状態で無効にされているが、Xサーバ 1.8 ではデフォルトとなることを期待している。

未だにユーザーは HAL と evdev ドライバを混同しているが、互いにほとんど関連がない。

evdev ドライバと関連がないことは、udev バックエンドにも言える。

xorg.conf.d のサポート

ここ数年に渡り、xorg.conf のサポートは、重なり合う2つのゴールに向かって進んできた。

1つは xorg.conf を部分的にサポートしつつ、残り部分をサーバが担うようにすること。

もう1つは xorg.conf の必要性を完全に取り払うこと。

大抵のインストールでは、サーバが適切な初期設定値を持っているので、設定ファイルなしでもサーバは実用になる。

設定ファイルが必要な数少ないケースにおいても、セクションを1つ書き足たすだけで十分な場合がほとんどだ。

ところがそれでも、xorg.conf はファイル1つで構成されているので、プログラム的にそれを編集するのが容易ではないという課題が残る。

そこで、ディレクトリをベースにした設定のサポートが今回追加されたわけだが、これも先ほどのように基本はシンプル。:

xorg.conf ファイルが存在する場合はそれも加えつつ、/etc/xorg.conf.d/**.conf ファイルが読み込まれ解析される。

それはちょうど xorg.conf にセクションを追加した場合と同じような振る舞い。

したがって設定はこんな構成になる。:

:: whot@barra:~> ls -R /etc/xorg*

/etc/xorg.conf

/etc/xorg.conf.d:
10-synaptics.conf 97-wacom.conf 99-evdev.conf

xorg.conf.d よりも先に xorg.conf が解析されることには留意してほしい。

したがって xorg.conf は xorg.conf.d に対する優先権を持つ。

これにより、ディストリビューションは独自の特殊調整を xorg.conf.d ディレクトリに投入できるとともに、ユーザー個人の設定は古き良き xorg.conf に持たせることができる。

セクション単位ベースの xorg.conf をよりよくサポートするために、AutoServerLayout という新しいタグが導入された。

従来方式では、入力デバイスが有効になるには、それらが ServerLayout セクションから参照される必要がある。

AutoServerLayout を使用すると、入力デバイスはどのレイアウトに存在していてもよい。

したがって、入力に関する設定は以下のような感じになるだろう。:

Section “InputDevice”
Identifier “touchpad”
Driver “synaptics”
Option “AutoServerLayout” “on”
EndSection

上の例では、どのレイアウトが開始されたとしても、タッチパッドが常に入力デバイスのリストに含まれることになる。

InputClass の照合

ホットプラグのサポートとともに、多くの設定が HAL の fdi ファイルにさまよい込むことになってしまった。
これは決して最善の解決ではなかったのだったが、その時はそれが唯一利用可能なものであった。
udev にともない、この fdi ファイルは取り払われ、HAL 専用の設定を udev 専用の設定に移植することをユーザーに要求する代わりに、fdi 設定と同様の機能が xorg.conf(または xorg.conf.d)の一部として可能になった。

InputClasse は InputDevice に似ているが、複数のデバイスに適用することができる(1つのデバイスに複数のクラスを適用することも可能)。
これは以下のような照合条件をともなった照合ルールにしたがって働く。:

MatchProduct, MatchVendor, MatchDevicePath, MatchIsKeyboard, MatchIsPointer, MatchIsJoystick, MatchIsTablet, MatchIsTouchpad, MatchIsTouchscreen

各名称がその働きを表している。

最初の3つが従属文字列の照合条件で、その他は2進数 2値の照合条件。

input class はすべての照合ルールが適合した場合デバイスに割り当てられる。

例えば以下のセクションは、すべてのタッチパッドに対して synaptics ドライバを割り当てる。:

Section “InputClass”
Identifier “synaptics-catchall”
Driver “synaptics”
MatchIsTouchpad “on”
EndSection

または、あらゆるデバイスに適合する catchall evdev ルール。

Section “InputClass”
Identifier “evdev-catchall”
Driver “evdev”
EndSection

さらに、以下は特定のオプションを設定するより複雑な例。:

Section “InputClass”
Identifier “vendor-quirk”
MatchVendor “SomeVendor”
MatchDevicePath “/dev/magicdevice”
MatchIsTouchpad “on”
Option “Quirk” “on”
EndSection

Input classe は累積的で、与えられたオプションがまだ設定されていない場合にだけ適用される。

したがって、最初の Driver 照合が適用されることになり、evdev catchall は照合される一番最後のファイルに存在する必要がある。

これは最初少し奇妙だろうが、ユーザー定義の xorg.conf が優先権を持つことを保証してくれる。

1.8 がリリースされる前にもう少し照合条件が増えるかもしれないが、上に列挙した条件で普通の場合十分だろう。


ま、普通はこういう設定ファイルをいじる必要はないでしょうけど。

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描き初め

Wacom 新Bamboo を Ubuntu に繋いで、初めてタブレットで絵を描いてみた記念。

干支の寅にちなんで、「しまじろう」もどき。

ほんと、小学校低学年が描いたような、こどもちゃれんじな絵ですね。

上手い下手以前のレベル…

ま、こんなひどい絵なんかどうでもよくて、肝心なのは Wacom Linux 用ドライバのこと。

linuxwacom ドライバの最新開発版 0.8.5-9 だとまだ動かない様子なんですよねぇ。

したがって、Ubuntu フォーラムにアップされてる 0.8.5-4 にパッチを当てたドライバをとりあえず導入。

Wacom Bamboo Pen and Touch Series Development

ペンとペンのボタンは機能するけれど、消しゴム機能やタブレットのボタンが働かない感じ。

タッチの方はとりあえずマウスポインターは動くし、画像のプレビューでピンチによる拡大・縮小ができてるっぽいのだけれど、非常にあやしい動作。

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