Archive for 2月, 2010

Ubuntu 10.04 Lucid Lynx Alpha3 リリースとか色々

前回投稿から2週間くらいの間に色々ニュースがあって、Intel 主導の Moblin が Nokia の Maemo と統合されて QT ツールキットが基本になっちゃったのが一番の驚きなんですけど、とりあえず Ubuntu Magazine Japan vol3 の発売や、Ubuntu lucid alpha3 のリリースについて。

UMJ vol3 は特に Ubuntu や Linux の初心者にとって最高ですね。自分もちょうどシステムのログの見方についてまとまった説明がないかなって思ってたんで参考になりました。Ubuntu をこれから使い始める人は UMJ のバックナンバー必読!

Ubuntu 10.04 lucid alpha は Plymouth を入れててもようやくシステムがハングしなくなったので感激!

alpha2 をアップデートを重ねて試していたら、Enter キーを押したとたんに画面が固まってキーボードの入力なども全く受け付けなくなり、電源を落とすしかなくなるシリアスな問題が最近まであったんですけど、alpha3 のリリースに間に合わせて問題解消してきたようですね。

その問題の一番簡単で確実な回避策は Plymouth のアンインストールだったんですが、これでようやく Plymouth を色々試せるようになったってもんです。

現時点の Ubuntu 標準 Plymouth テーマは単に白地の Ubuntu ロゴだけが表示される素っ気ないものなので、それを早速変えてみようと考えて「Plymouth テーマのカスタマイズ」なんてページに色々まとめてみたりもしました。

がしかし、Ubuntu lucid alpha3 の起動やシャットダウンがあまりに高速すぎるのか、Plymouth のアニメーションがほとんど再生されずにログイン画面に移ってしまったり、Plymouth の画面が現れたと思ったら速攻で電源が落ちたりで、結局あまりいじっても意味ないかなと、当初の気合が今急速に萎んでいます…

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Zeitgeist – 君は時の涙を見る

スコットランドの Zeitgeist という黒ラガービールを飲みながら、Zeitgeist フレームワークを試してみたことをダラダラと。

そもそも Zeitgeit はドイツ語の言葉で「時代精神」みたいな意味だとか。

例えば Google も、1年間で最も多く検索されたキーワードを通じてその年の世相を映し出そうという試みを Zeitgeist と称して行ってますね。

http://www.google.com/intl/ja/press/zeitgeist2009/index.html

今飲んでいるビールのラベルはアートスクールの学生がデザインしたらしいんですが、これは人々が権力当局に従順であるが故の現代社会の快適性を意味してるんだと、兵隊が一列に並び仮面や制服でアイデンティティを抑制しているイメージを羊の仮面とその下に隠れた個性を示す身体の形で表現しようとしたんだと、映画でいうとメトロポリスや 1984 などに影響受けたんだと、まぁ、そういうことだそうです。

http://www.zeitgeistbeer.com/

Zeitgeist

現代をこの様に表現することに代表されるような中二魂は、遠い昔の過去から不変に存在し続けたし、はるか先の未来まで不滅であることでしょう。

健康的な飲み会より、みうらじゅん的な意味での”不安プレイ”な飲み会のビールに適してるかもしれません。

いや、そんなことより、 Zeitgeist フレームワークってのは何なのよ?というわけで話をそちらに移しますと、

http://zeitgeist-project.com/

プロジェクトの公式サイトの説明では、ユーザーの活動やイベント、開いたファイルや訪れたサイト、メッセンジャーの会話等のログを取るサービスである、とあります。

Zeitgeist の Zeit というのは「時代」の他に「時間」という意味があり、Geist にはポルターガイストという言葉が示すとおり「霊」という意味もあるようです。

ユーザーが直接操作したりしない、システムのバックグラウンドで働くサービスは「デーモン」と呼ばれたりするんで、こちらの Zeitgeist は時間を軸にした記録を裏方で取る霊という意味も込められてるのかもしれません。

まだまだ開発途上のようではありますが、最も基本的なフロントエンドとして Gnome-Activity-Jounal なるものが用意されております。

これは Zeitgeist の最新リリース版でないと動かないようです。

現在 Ubuntu 9.10 Karmic の公式リポジトリに入っている Zeitgeist のバージョンは古いようなので、Zeitgeist の PPA を追加してやるのが現時点での一番簡単な導入方法でしょう。

同 PPA では Gnome-Activity-Journal のパッケージも提供しているのでまとめて一気にインストールできます。

Install Gnome Activity Journal And Zeitgeist From A PPA [Ubuntu]

インストール方法は上のリンク先に書いてあるんですが、karmic の場合は端末から、

sudo add-apt-repository ppa:zeitgeist/ppa
sudo apt-get update && sudo apt-get install zeitgeist gnome-activity-journal

アプリケーション → アクセサリ → Gnome-Acivity-Journal を開くと、曜日ごとに使用したファイルの履歴が表示されます。

Zeitgeist はこの Gnome-Activity-Jounal の他に、独学Linuxさんで紹介されている Docky というドックアプリでもサポートされています。

独自プロジェクトに分離したGnomeDoのDocky《Ubuntu 9.10対応》

Docky 初めて試したんですが、使いやすくていいです。設定も非常にわかりやすい。

特に某ドックと比較すると ^^

で、自分が試したのは開発版の方の PPA に上がってたものなんですが、Docky のヘルパーに Zeitgeist IntegrationZeitgeist Journal というものがありまして、Zeitgeist の最新版が導入済みの場合、それらヘルパーを有効にすると、ランチャーの右クリックメニューにそのランチャーで起動されるアプリで最も多く使用したドキュメントの一覧や、 ドキュメントの履歴全体を閲覧するウィンドウを開く Journal という項目が追加されます。

ようするに、Win7 のジャンプリスト風機能が実現してるわけで、素晴らしい…

現段階で Zeitgeist を簡単に試せるのはこのくらいかと思うんですが、他にもドキュメントを開いたり、閉じたり、フォーカスした時間や、ドキュメント/アプリから他のどのドキュメント/アプリにフォーカスが移ったかといった情報もするようですし、以前の投稿で書いたように Gnome-Shell との連携も視野に入っているようです。

Empathy の Telepathy プロトコルを開発した会社は Telepathy を使ってそうした Zeitgeist イベントをチームで共有しワークフロー管理ができるようにする Teamgeist という取り組みを始めてたり。

以前の Ubuntu で一時プリインストールアプリになった Tracker とも連携。

libchamplain を利用してGPSと連動し「アムステルダムからプラハに移動した際にどんな作業をしていた?」といったような検索を可能にするロケーション監視機能などなど。

GeoClue and libchamplain: The location-aware desktop

http://projects.gnome.org/libchamplain/

順調に開発が進んで欲しいですね。

で、いきなり話を戻して、最初の方で紹介したビールなんですが、味としてはまぁまぁだれど、訴求力はあまりないかも。

これなら、キリンの一番絞りスタウト辺りでよくない?なんて思っちゃうでしょう、たぶん。値段的にも。

しかし!

エールの伝統がある彼の国であっても大手メーカーの薄いラガーが幅を効かせる昨今のアンチテーゼとして小規模メーカーが作った古典的黒ラガーが Zeitgeist であるのに対し、こちらの国の一番絞りスタウトとやらは、法律的に寡占的地位が保護された大手メーカーが、黒ラガーをスタウトと称して販売し、しかも戦前からずっと生産販売していた元々の下面発酵のスタウトを一昨年終売させるに至った、あまりにも黒すぎる背景を持っている!!

元々のスタウトが終売になるうわさを聞いて、慌てて明治屋に買いに走ったことが思い出される! T_T

Zeitgeist は妄想を掻き立てる観念的なビールでした。

一番絞りスタウトにアイスクリームを落としたアイスフロート、結構いけます。

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