前回の投稿ではちょっとおかしくなってたので今回は普通に。^^;
シャトルワース氏が自身のブログで将来的にWayland採用を視野に入れることを明言したため、Waylandの名が急浮上してきました。
ベースにWaylandを採用するということになれば、Ubuntu 11.04はUnityの採用とともにかなりアグレッシブな取り組みをしたバージョンということになる。
それは無茶かと。^^; マークさん自身は今後1年以内で実現することはないだろうと。あるとしても特別に製作した別バージョンのようなものになるだろうと言ってます。
そもそも多様なハードウェアに対応できる状態にならない限りは標準搭載しないとのことです。
It’s highly unlikely that the default Ubuntu install in a year will be on Wayland. It’s possible that there will be versions of Ubuntu that use it, or proof-of-concept images, by then. More importantly, we won’t make it the default until it really is widely supported and supportable, by folks using a wide variety of hardware providers.
http://www.markshuttleworth.com/archives/551
自分はWayland の名前を2年くらい前、Phoronix の「Linux用の新しいXサーバ Wayland」と題する飛ばし気味の記事で知りました。
結局これがなんなのか、今もチンプンカンプンなんですが、 Phoronix の記事は当時スラッシュドットでも紹介されまして、それにコメントされた方のこちらの説明が一番なんとなくなるほどと思わせてくれたのでブックマークしてたのを思い出しました。
Wayland 作者の Kristian Høgsberg 氏って DRI2 の策定をされた人なので、Compiz がらみで知ったんですけど、 気になるのはその Compiz。
Sam君によると、Wayland上の Compiz ベースの Unity は可能とのこと。
http://www.markshuttleworth.com/archives/551#comment-339124
結局一般のエンドユーザーにとってどうなるかっていうと、う~ん、画面の合成処理のために黒い矩形を受け渡したりすることがなくなって、見た目がスムースになったり、Xサーバ自体が単なるアプリの1つのような存在にさらに近づく、ととらえて良いんでしょうか?
例えばシャットダウンやログアウト時、Compizなどのコンポジットマネージャの動作がストップして、ドックなどを表示してた部分が一瞬黒く映ってしまうじゃないですか。
こういうことがひょっとしたら改善するのかなぁと思ったりするんですけど。
某会社社長の「ノートPCが恥ずかしい時代来る」宣言じゃないですが、シャトルワース氏の早めのこうした表明は流れを後押しする力になる気がします。
(流れを生み出したり方向を変えるというより後押し、某社長の「恥ずかしい」についてはもっと言葉を選ぶべきだったと思いますが。)
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