明日は Ubuntu 10.04 lucid lynx beta2 のフリーズ日とあって、各パッケージのメンテナさんが駆け込みでガンガン突っ込んでるのか、アップデートされるパッケージの数がすごいですね。
で、今日の駆け込みアップデートの中には、Xサーバ1.8 で採用される xorg.conf.d のサポートを Ubuntu lucid のXサーバ1.7 に取り込むという、正式リリースまでもう間もなくという時期を考えると、ちょっと野心的なものも含まれていました。
FeatureFreezeException として申請されていたアップデートにゴーサインが出されたようです。
FFE: xorg.conf.d/inputclass backport
これで、lucid のXサーバは udev と xorg.conf.d の両方に対応することになりました。
evdev や synaptics、 wacom に関する設定ファイルが /usr/lib/X11/xorg.conf.d ディレクトリ以下に作られています。
で、ユーザーやシステム管理者が自分の特殊な環境に合わせるには /etc/X11/xorg.conf.d か、または従来の xorg.conf を使用せよ、ということみたいです。
ただ、自分の理解してるところでは、xorg.conf の方に記述したデバイスについては、ホットプラグが利用できなくなるはず。
もっとも、一般ユーザーはこういう設定ファイルをいじる必要がなくて、基本的にどうでもいい話なわけです。
極力そういう必要が出ないように開発側の方でがんばってくれてる。
おかげさまで、自分も xorg.conf さえあまりいじったことありません。
じゃなんでこういう部分の情報を追ってるかというと、以前にも書いた通り、正式対応ではない wacom の bamboo pen&touch を無理やり動かそうと試みる過程で、「.fdi ファイルをこう編集してみるといいよ」とか「udev ルールをこう書け」みたいなアドバイスがあったりしたのがきっかけです。
今回のアップデートでようやく仕様が固まったわけで、これから本格的に Lucid で Bamboo P&T を動かす情報を集めたいなと思ってます。